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Our Mission

Smile Ring ALUMNA(スマイルリング アルムナ)事務局より、みなさまへ。

みなさまへ


私たちSmile Ring ALUMNAは、

乳がん体験者である自分たちの体験をもとに、

医療現場とは違った目線で、告知されて暗闇に一人放り出された人、

孤独に病気と闘っている方々を仲間として迎え、

共に学び、サポートしあっていく団体です。

乳がんは女性の12人に一人といわれるほど多く、

また一口に乳がんと言っても、さまざまなタイプのがんがあり、

治療法も多岐に渡ります。


私たち自身、計り知れないショックの中で、

乳房を全摘するか温存するか、抗がん剤治療をするか否か、

抗がん剤にしてもホルモン療法にしても、どの薬を選ぶのか、

乳房再建をするか否か等々、いろいろな選択に迫られ、

インターネットなどの溢れる情報の中でこれから先、

自分はどうなってしまうのか不安は募り、混乱しました。

「告知されて検査だけが続き、自分がどんな病状であるかわからず、

一番辛く苦しかったあの時期に、手術も抗がん剤投与も乗り越えた先輩たちに

出会えていたら、どんなに明るい気持ちになれただろう…」

「同じ体験をした者どうしがつながり、おしゃべりするなかで心を解放し、

お互いにサポーターとなって長い治療の道のりを共に歩く心強さを、

もっと多くの人たちに知ってほしい…」

そんな、グループ療法に参加して出会った数名の想いから、

「Smile Ring ALUMNA」は生まれました。

(ALUMNAには「女子校の同窓会」という意味があります)

 


現在は月に一度集会を開き、副作用の対処法、家族のこと、

仕事のことなど、さまざまな悩みを語り合い、情報交換をしています。
また、乳腺外科や精神腫瘍科の先生方をはじめ、

時には臨床心理士、心理カウンセラーをお迎えして

治療や心の持ち方などの勉強会を行ったり、ヨガを行ったりしています。

メンバーの中には、抗がん剤投与中の方や、

術前抗がん剤を経て手術に臨む方もおり、

他のメンバーが応援することで、皆元気に乗り越えています。

私たちは幸運にもこうした仲間に巡り合えましたが、

未だ孤独な闘いを強いられている多くの方々がいます。

私たちは病院の垣根を超え、

一人でも多くの方にこのような場がある事を知っていただき、

仲間に加わっていただくことをミッションと考え、

これからも活動を継続していきたいと考えております。

 

Smile Ring ALUMNAは、身体の治療をしてくださる乳腺外科や、

腫瘍内科の先生方と、

メンタル部分を支えてくださる保坂先生をはじめとする

精神腫瘍科の先生方の太い2本柱に支えられた、

乳がん体験者たちの居場所であり、心の拠り所でありたいと考えています。

 

体調が良い時も悪い時も、帰ってくれば笑顔になれる、ほっとできる、

そんな居場所づくりを目指して、ワイワイと楽しく活動しております。

 

長い治療の道のりを、ぜひご一緒に歩いていきましょう。

 

 

Smile Ring ALUMNA事務局

 

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